【NO480】プレミアムトークショー

修学旅行もあって長く校長室ブログを休んでしまいましたが、ようやく再開します。今回の話題は１月３０日に本校の柏葉ホールで開催したプレミアムトークショーです。お話しいただいたのは、本校の卒業生でアトリエ・エツコ一級建築士事務所代表の山田悦子氏、オーサグラフ・世界地図で2016グッドデザイン大賞を受賞された慶応義塾大学准教授の鳴川肇氏、そして、２０２０年東京オリンピックのエンブレムの作者である野老朝雄氏　という豪華メンバーです。『つながる』をテーマに３人の方のこれまでの歩んでこられた道のりや今のお仕事のことについて語っていただきました。ものすごい内容でした。しばしば「オー」という感嘆の声が聞かれました。山田さんは、ご自身が設計しておられる物件についてビフォー・アフターでお話いただきました。都会的で洗練されたデザインの原点が生まれ育った加西市の風景にあることをお聞きしてとても嬉しく思いました。鳴川先生は、慶應義塾大学で取組んでおられる内容や面積が等しくつなげるとどこまでも広げることができるオーサグラフ世界地図のお話をしていただきました。理論は理解できていませんがすごい地図で、これからの教科書はすべてこれになるのではと思ってしまいました。野老さんは、円や直線や黄金比を駆使してどこまでもつながって広がっていく様々なデザインを紹介していただき、最後に東京オリンピックのエンブレムへの思いを語っていただきました。デザインの奥深さに感動しました。東井義雄先生の言葉に「本物は続く　続けると本物になる」というのがありますが、まさにその通りだと思いました。一般の方も１００名以上参加されて熱心に聞いておられました。こんなすごい方々にはるばる北条高校までお越しいただき無事開催できましたのも、山田さん・鳴川さん・野老さんのつながりに市役所の阿部さんがつながり、それに北条高校がつながって、駐車場の誘導などでお世話になったボランティアのみなさんもつながり・・・といった形で、たくさんのみなさんとの「つながり」のおかげです。あらためて『つながる』ことの大切さを知ったトークショーでした。また、山田さん・鳴川さんご夫婦のかわいいお子さんも参加されてほほえましく見させていただきました。