北高ブログBlog

【№14】 スタート早々先延ばし!?

2017年9月4日

2学期がスタートしました。手を付けていない課題の山を眺めながら、始業式が先延ばしになってくれないものかと思ったことも今となっては懐かしい思い出ですが、あの落ち着かない気分をいやというほど味わったからこそ、生徒たちの痛いところがつける。そう考えて始業式の話のネタに選んだのが「先延ばし」。やらなければならないことがあるとわかっていながら、つい他のことにかまけて時間をつぶしてしまう。この「先延ばし」の起源は、9000年前にさかのぼるらしい。農業が始まって以降、人類は人為的に「締め切り」を設けるようになったが、脳はそれを守るようには進化しきれておらず、目の前に現れた獲物に飛びついてしまう衝動性を本能的に持っているというのだ。(ピアーズ・スティール『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』阪急コミュニケーションズ)

まずは、「あなたの先延ばし度は?」と題した自己診断テストの9つのQuestionを淡々と解説。うつむき加減の生徒は胸に応えているのか、それともただ眠たいだけか?中には傷に塩を塗られても平気なつわものもいる様子。

進化のプロセスが抱え込んだ「先延ばし」を飼い慣らしながら、どうやって「締め切り」だらけの社会を生きていくのか、それは一人ひとりのはてしない闘いであり、そうやって自分を創っていくんです、と我ながらカッコよくまとめたつもりが、このブログを今日(9月4日)に書いているということは、私がほかならぬ「先延ばし」人間であることの証であるといったところで落ちがついたようです。

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