１２月２０日（火）兵庫県警察音楽隊によるコンサート及び薬物乱用防止講演会が行われました。

ユーフォニアム、チューバによる葉加瀬太郎の「情熱大陸」から始まり
クリスマスにちなんだ「ジングルベル」「ママがサンタにキスをした」に続き
「ビューティフル・ネーム」ではカラーガード隊によるフラッグパフォーマンスも見られました。
かわいい制服と一糸乱れぬパフォーマンスに圧倒されます。

「SEKAI NO OWARIコレクション」西部警察PART2メインテーマ「ワンダフルガイズ」
大迫力の演奏と、かっこいいギターソロで思わず引き込まれます。

「３６５日の紙飛行機」や今年行われたリオデジャネイロオリンピックにちなんだ「ブラジル」など盛りだくさんの内容でした。
カラーガード隊によるポンポンを使ったパフォーマンスもすばらしかったです。

曲の合間に警察官の仕事についての紹介もしていただきました。
一口に「警察官」と言っても、交番勤務やパトロールだけでなく、今回来ていただいた音楽隊や
警察学校の教官などのように、幅広い分野で活躍の場が用意されているそうです。
例えばパソコンや機械を触るのが得意ならサイバー犯罪捜査、緻密な作業が好きなら鑑識など
具体的な例を挙げてわかりやすく説明してくださりました。

コンサート終了後には希望する生徒を集めて、さらに詳しい説明会も開催されました。

薬物乱用防止講話の際には、実際に薬物に手を出してしまった人のエピソードを交えて、なぜ薬物乱用がいけないのかを話してくださりました。違法だから、逮捕されるから、体に悪いから、ということはもちろんですが、第一に自分の好きな人、自分を好きでいてくれる人、家族、友達、恋人、先生などを悲しませないためにはそのようなものに手を染めてはいけないのだということを力強く話されました。

甘い誘惑や興味本位で一度でも手を出してしまえば体が壊れ、心が壊れ、人間関係が壊れても簡単にやめることはできず、最後には人生も壊れてしまいます。万が一誘われるようなことがあっても、強い意志で断る勇気を持つよう、話してくださりました。

講話の終わりには「僕が生まれた時のこと」という歌を歌っていただきました。
この曲はソングレターアーティストの安達充さんが福岡県の小学校の性教育の授業のために作ったソングレターで
日頃忘れがちな親への感謝の気持ちを沸き立たせるような、誰の心にも響く優しい歌でした。
歌詞カードを見ながら、優しい歌声に耳を傾け、心動かされた様子の生徒が数多くいました。

最後に行われた本校吹奏楽部の生徒との合同演奏では
映画「君の名は。」の主題歌「前前前世」と「アフリカンシンフォニー」が演奏されました。
人数が増えさらに迫力が増した演奏に、手拍子が起こりました。
 

コンサート終了後には音楽隊の皆さんと本校吹奏楽部の生徒が交流会を行いました。
楽器ごとにグループになって楽器についてやそのほかいろいろなことを話すことができました。

コンサートや講話だけでなく、説明会や交流会もしていただき、大変充実したものとなりました。
兵庫県警察音楽隊の皆さんありがとうございました。