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車いす・アイマスク体験

2016年11月25日

1年生を対象に車いす・アイマスク体験を実施しました。

車いす体験では、ボランティアの方々のご指導、ご協力のもと、車いすに乗ったり、運転したり、押したり、階段や段差では数名で車いすを持ち上げたりなど、車いすで生活している人が日常的に遭遇する障壁を体験しました。

わずかな段差でも減速せずにぶつかれば衝撃を受けバランスを崩しますし、階段の上り下りは人の介助がなければできません。
また、坂道を下るときは後ろ向きに下っていきますが、進行方向が見えない状態で進むと非常に怖く、運転を人に託す時にはお互いの信頼関係も不可欠になります。「坂を下りますよ」「段差を超えますよ」など声掛けをしながら進むことで車いすに乗った人の不安を和らげたりなど、介助する側としての心遣いなどについても気づく箇所が数多くあったことと思います。

階段を上がるときは4人がかりで持ち上げます(左)
坂を下るときは前のめりになって車いすから落ちないように、後ろ向きに下ります。(右)
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平らな道では、自分で車いすを動かしてみます(左)
砂利道ではタイヤが埋まり、なかなか進めません(右)
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アイマスク体験では、校舎内をアイマスクをして介助人とペアで歩きました。
普段何気なく歩いている廊下や、渡り廊下への段差、階段でも目が見えないだけで知らない場所に来たような気持になります。アイマスクをつけた人は介助人の腕につかまって手探りをしたり周りの音を聴こうとキョロキョロしたり落ち着かない様子で歩いている人もいました。階段では一歩目でどのくらいの高さか、足で確認したり、あと何段登ればいいか介助人に確認したり、「あと2,1,終わり!次、左に曲がるよ。」などと介助人が事細かに周りの様子を説明してあげたり様々でした。

アイマスクで階段の上り下りを体験しました。介助する人は声をかけながら誘導しました。
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今回の体験で、実際にやってみたからこそ気づけたことがたくさんあると思います。
街中で車いすに乗った人や、白杖を持った人が困っていたら声をかけられる自信と勇気が身についたという生徒もいました。

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